第3回ルミオンコンペティション作品投票

作品詳細

作品

In Between Nature

アリック・リー
個人(Automatter Design)

対象建築:戸建て

このプロジェクトは、モンゴルの景観の特徴である自然の広がりを凝縮した都市環境に導入しようとしています。

空間の流動性と連続性に焦点を当て、異なるアプローチで実験した。

変化する間隔を有する列の行は、空間の境界を緩く定義し、プライバシーを損なうことなく構造全体に視覚的な接続を可能にする。

  • 戸建て
  • 戸建て

機種:PC
CPU:3.4GHz Intel Core i-7
メモリ:16GB
GPU:GeForce GTX 750Ti
ソフト:SketchUp
制作時間:7
データサイズ:13.4MB
制作時間:3
使用エフェクト:Realistic Filter
動画レンダリング時間:6
静止画レンダリング時間:0.1

講評

まず、各ショットの作り方は、各部をじっくり、ゆっくりと見せていてとても良いと感じました。特に、0:52?の中庭からゆっくりと引いていき屋根をナメながら下がっていくカメラワークなどは、高級感、重厚感を醸すことに成功していてとても有効だと思います。音楽のチョイスも、重厚感を増幅するのに効果的な曲で、良い選択だと感じました。ただ、このムービーからは、少なくとも私は、この戸建てが世田谷だったりビバリーヒルズだったりに普通にあるような高級住宅とどう違うのか、読み取ることが出来ませんでした。「モンゴルの景観の特徴である自然の広がりを凝縮した都市環境に導入」というのがコンセプトであれば、まず「モンゴルの自然の広がり」がイメージできるショットが必要で、そして、この戸建てが「凝縮した都市環境の中にある」ということが伝わるショットが合わせて必要なのではないでしょうか。特に、この戸建ての全貌が見渡せる広いショットが作品中にないことが気になります。ウランバートルという環境の中にこの戸建てがあるということが恐らく重要なポイントなのだと思うので、周囲の環境がイメージとして伝わるショットを加えることが不可欠だと思いました。また、全体を通して全く生活感が出ていないことも気になりました。高級住宅というのはそういうものなのかも知れませんが、それでももっと、ここで人がどんな暮らしを送るのかがイメージ出来る演出が欲しい気がします。例えばですが、0:39辺りのショットで、ベッドの上にさり気なく畳んだ衣類が置いてありますが、こういう演出が多数あると、もっと生活のイメージが出来るかと思います。