第3回ルミオンコンペティション作品投票

作品詳細

作品

G&L

LIEW?CHUN?QIAO、稲垣信紀、ライテーヒュー、野間
修成建設専門学校

対象建築:コンドミニアム

この建設物のコンセプトは緑と光の空中都市とした。
周りをガラスで囲い住居のスペースが浮いているとうにもみえるようになっている。

この建築物を作る上で一番大切にした事は、緑のないモンゴル・ウランバートルの土地に自然を入れることを一番に考えて設計した。
モンゴル・ウランバートルの人の周りに建物ばかりで緑が少ない土地に住み、いつも住居の中に自然を感じられればより豊かになると考えた。

一階と二階はショッピングモールを入れ、三階に自然の入った図書館。
四階にはプール、ジムを付き、五階に公園を入れた。
この公園は、光が直に入るような場所にし、住民の人の交流の場所ともした。

住居の全ての階に緑を入れ、いつも暮らしの中に自然がより沿っているようなものとした。
また、ガラスで囲われていることで全ての階がオープンな空間になっているので住んでいない方も自由な空間を感じさせられるように設計した。

  • コンドミニアム
  • コンドミニアム

機種:MSI GE72 2QE APACHE
CPU:4th generation
IntelR Core? i7 Processor
メモリ:8 GB
GPU:GeForce GTX 965M
ソフト:revit
制作時間:1年
データサイズ:867MB
制作時間:1年
使用エフェクト:材料
動画レンダリング時間:90秒
静止画レンダリング時間:なし

講評

せっかく頑張ってコンドミニアムをデザインされて、そのCGモデルを作り込まれたのですから、それを良い形で見せるため演出にもう一声はエネルギーを注いであげて欲しいな、という印象です。現状、ただただカメラを振り回していて、観る方としてはなんだか分からないうちにムービーが終わっている感じです。演出というのはもちろん、凝り始めたらキリがないほど出来ることはいろいろあるのですが、一番の基本は「何がコンセプトなのかを自分の中で明確にして、それを伝えるためにはどの部分とどの部分に焦点を当てるべきなのか」という整理をすることだと思います。本作品であれば「緑と光の空中都市」というのが大コンセプトだということですので、まずはそれが視覚的に伝わるワイドショットをしっかり見せることが最重要ということになるかと思います。現状、冒頭は斜め上からのワイドショットで、そのままカメラが室内に入っていってしまうので「空中都市」を感じられるショットがありません。空中都市を感じさせたいのであればまずは、上からでなく地上からの目線のワイドショットから始めるというのが、ロジック的には正しいはずです。その後も、カメラはただウロウロと動くだけで意図・目的が非常に読み取りづらいので、目的別にカットを割っていく方がはるかに効果的だと思います。例えばですが、まず屋外からのショットで空中都市のイメージを伝えたら、今度は、ガラスの内側、屋内から地上を見下ろすショット(静止したカメラか、動かすとしてもごくゆっくりな、実際の人間の動きの速さを超えないスピードのカメラワークで)によって、屋内からの「空中都市」の表現をして、コンセプトイメージを強化していくようなことです。ぜひ、映像演出の基礎を覚えられて、ご自身のデザインをより活かせるムービーを作ってみて下さい。