第3回ルミオンコンペティション作品投票

作品詳細

作品

コミュニティーホール

「Seasonal Community Hall」

コミュニティーホールは図書館、カフェ、ワークスペースを緩やかに連続したゾーニングとして計画し、用途に限定されない利用が可能な空間を目指しました。
ホールの各所には季節や天候の移ろいを感じる事ができるSeasonal Voidを配置し、明るく、居心地の良いコミュニティーホールとしての空間に配慮しています。

屋内でありながら光や雨等の変化を感じながら各々の時間を過ごす事ができるホールとして計画しました。

  • コミュニティーホール
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講評

「何をポイントとして見せたいのか」という意図が非常に感じづらい作り方になってしまっていると感じます。冒頭で図書館のインテリアを見せた後、上空からのエクステリア俯瞰ショットや外観の全体像を見せて、0:47でまた冒頭と同じような図書館のインテリアショットに戻ってくる構成になっていますが、冒頭のインテリアショットの意図は何でしょうか?素直に0:13からの俯瞰ショットでムービーを始めたほうが、見ている方として流れが分かりやすくベターではないかと思います。それから、ショットとショットの間を逐次ホワイトアウトしていることに映像文法的な意味がなく、単に流れを妨げて見づらくしているだけになってしまっています。1:30という短い尺の中、ホワイトアウトに計何秒も掛けるのは無駄ですし、短い中で何度もホワイトアウトするのは見ていてストレスになります。この作品、外観→内観の素直な構成にして、ホワイトアウトをやめて普通のカット編集にするだけで格段に見やすくなるはずです。構成という意味では、終わり方も音楽がぶつ切りで「END」感がないのが勿体無いです。なるべく音楽を編集して「終わった」感を出すか、せめて音楽をフェードアウトさせると全然違います。